ぼくはある日 なんとなく懐かしさから粘土を購入し なんとなく犬を作った
次の日の朝 ぼくは犬に起こされた
どこから入ってきたんだ? 鍵は閉めて寝たはずだ
まさか 粘土で作った犬が 本物の犬に…?
試しにまだある粘土で 猫を作ってみた
次の日の朝 ぼくは犬と猫のケンカで 目が覚めた
これは夢じゃないのか? 現実なのか? だったら…
ぼくは残りの粘土で 百万円の札束を作ってみた
次の日の朝 粘土の百万円の札束は 本物の百万円の札束に なっていた
やった やったぞ!
何を買おうか ウキウキと考えた
しかし 一日中迷ってしまい 明日考えることにした
次の日の朝 起きると…
犬が粘土に戻っていた
そうか 三日で粘土に戻るのか
猫が少し 寂しそうだった
ということは 明日中にこのお金を 使わないといけないのか
何に使おう うーん…
今日も一日中迷い 夜は考えながら そのまま眠ってしまった
次の日の朝 猫も粘土に戻っていた
それより今日中に お金を使わないと うーん…
そうだ 銀行に預けよう
預ければ預金通帳に 百万円預けた事実は 残る
明日になってから 銀行の金庫の中で 粘土に戻っても もう ぼくには関係ない
ぼくは銀行に行って 百万円を預けた
家に帰ってから ふと粘土の犬と猫に 目が止まった
少しぐらい遊んでやれば よかったかなと思いながら 二匹を撫でてやった時に ぼくは気がついた
粘土は ぼくの指紋だらけだった
「粘土」 (via otsune)